理事メッセージ
代表理事 理事長 飯塚 悦功 IIZUKA, Yoshinori 第三者適合性評価は、評価能力を有する第三者が、基準への適合を評価する社会制度、言うなれば「優れものを選んでおく」制度です。 基準と評価行為が適切であれば、経済社会活動において組織体や製品・サービスを選ぶとき、その選択の質と効率の向上に貢献できます。加えて、評価プロセスを通じて、評価対象のレベル力向上を期待することもできます。この制度は、安全安心社会の実現、経済活性化・産業競争力強化、そしてSDGsなど望ましい価値観の浸透を促す巧みな社会制度ということができます。 この制度において、本協会が担う「認定」という社会的機能は、適合性評価における評価能力の維持・向上、さらには適合性評価制度そのものの有効活用の促進と価値向上を担うものであります。 こうした役割を認識し、本協会はミッションとして「地球環境の保全、自然環境の保護、整備」、「公正かつ自由な経済活動の活性化による国民生活の安定向上」、「消費者の利益の擁護増進」を表明しております。そして、2025年に向けての中期ビジョンを「第三者適合性評価制度の信頼性及び価値の向上により、我が国、世界において積極的なリーダシップを発揮する認定機関となる。」と定め、これを達成すべく事業活動を続けております。 関係の皆さまのこれまでのご厚情に感謝するとともに、引き続きのご理解・ご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。 2022年7月 |
代表理事 専務理事 森内 譲 MORIUCHI, Yuzuru この度、6月の評議員会において専務理事に選任され、事務局長としての二期目をスタートさせていただくこととなりました。引き続きよろしくお願い申し上げます。 振り返れば一期目は、前職の商社で培ってきた実務ノウハウを活かして経営課題に取り組む傍ら、適合性評価ビジネス1年生として専門性の習得に追われた、あっという間の2年間でした。4年に一度実施されるPeer Evaluation (PE) の結果は、国際相互承認協定を締結している認定機関にとっての、いわば通知表です。昨年受審したPEの結果は、4年前に比べ高い評価を得ることが出来ました。本協会の認定サービスレベルが、国際的に遜色のないことが実証されたことは、役職員が一丸となって改善に取り組んだ成果です。 他方、内部課題への対応に重点を置かざるを得なかったことや、コロナ渦により対外活動が制限を受けたこともあり、適合性評価制度の普及啓発や新規事業への取組みは、十分に出来ませんでした。内部課題の改善は認定品質の向上に直結します。これで十分と言うレベルはなく、今後も弛まぬ努力を続けます。 適合性評価制度の普及促進と新規事業創出に取組み、事業拡大を図ることで、サステナブル社会の実現に貢献することも本協会の重要な使命です。足場を固める一方で、ステークホルダーとの協業深化、認定分野の拡大、新規事業へのチャレンジを図ってゆく、攻めの2年間にしたいと思います。引き続きご支援をお願い申し上げます。 2022年7月 |
執行理事 澤田 彰 SAWADA, Akira 本協会はサービスやモノの品質に信頼性を与え、ステークホルダーに安心してそれらを使ってもらえるようにすることが使命であり、それが本協会の存在価値であると思っています。「JABが認定しているから安心だね」と皆様に言ってもらえるよう、社会に対する認定制度の認知と価値向上に取り組んで行きます。 前職は総合電機メーカーで研究開発と技術管理を担っていましたが、そこでの経験や知識を生かして、本協会の改革にも取り組みます。コロナ禍と言うネガティブな状況が引き金になったのは残念ではありますが、ここ数年のあいだにリモートワークが急速に広がり、デジタル契約など社会全体のDX化が進みました。本協会では、「認定品質の向上」、「制度の普及促進」、「運営基盤安定の実現」を重点目標としており、これらの目標の実現のためにDXを大いに活用していきたいと考えています。 本協会、適合性評価機関、審査員の3者のコミュニケーションをクラウド上で行える仕組みを導入し、より効率的なプロセス管理と、より強固な情報セキュリティ機能を持った業務システムに一新します。認定審査のリードタイムの短縮を図り、審査情報や認定審査員の力量情報の一元管理を進め、認定プロセス管理の効率化によってコスト削減を目指します。また、ICTの活用により、ペーパーレス審査、リモート審査などを拡充します。 遠くない将来、本協会はメタバースで認定審査を実施しているかもしれません・・・。 今後とも関係の皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 2022年7月 |