試験所認定等の相互承認

試験所・検査機関を認定する機関の国際組織であるILAC(International Laboratory Accreditation Cooperation 国際試験所認定協力機構)が1996年に設立され、試験所の満たすべき要件(ISO/IEC 17025)や試験所認定機関の満たすべき要件(ISO/IEC ガイド58)の適用のための指針文書を作成し、認定機関間の業務内容の整合化を進めています。

2000年秋の第4回ILAC総会で、(1)各試験事業者・校正試験事業者認定機関の認定結果の同等性を確保する相互承認、(2)各認定機関の認定を受けた試験事業者・校正試験事業者の試験・校正証明書の相互受け入れ等を目的とした、ILAC「相互承認取決め」(ILAC Arrangement)に、37機関が合意しました。日本からは「工業標準化法に基づく試験事業者認定制度」のJNLA(Japan National Laboratory Accreditation System 工業技術院標準部実施機関)はじめ、「計量法校正機関認定制度」のJCSS(Japan Calibration Service System 製品評価センター実施機関)及び「試験所認定制度」の公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)の三機関が出席し、合意しています。

このILAC「相互承認取決め」により、これまで地域試験所・校正機関認定協力域内に留まっていた相互承認が、グローバルな相互承認に発展することとなり、その認定を受けた試験・校正事業者が発行する試験・校正証明書もグローバルに相互受け入れされることになりました。つまり、「アジア太平洋試験所認定協力機構」(APLAC: Asia Pacific Laboratory Accreditation Cooperation)及び「欧州認定協力機構」(EA:European Cooperation for Accreditation)の二つの地域試験所・校正機関認定協力機構の「相互承認取決め」に加盟している認定機関、並びに、SANAS(南アフリカ国家認定システム)等の地域試験所・校正機関認定協力に加盟していない認定機関の、合計37の認定機関(28か国)が相互受け入れを行うことになりました。

APLACは、1995年に設立され、アジア太平洋地域の試験所認定協力機構として、域内の試験所認定機関同士での相互承認取決め(MRA)やその規則・方針の策定を行っています。また、相互の認定技術レベルを確認するために、APLACとして技術試験プログラムを積極的に実施するようにしています。

試験所認定機関の相互承認の概念

 試験所認証機関の相互承認の概念図
 

参考資料

 校正機関向けパンフレット(PDF 1803KB)

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