ILAC・APAC・MRA

ILAC

1977年、試験・検査を実施する試験所・検査機関並びにこれらの機関の認定について国際的に話し合う場として、国際試験所認定会議 (International Laboratory Accreditation Conference, ILAC) が設立されました。

しかし、総会が肥大化し、実質的な議論がむずかしくなったため、1997年に試験所・検査機関を認定する機関だけの国際組織、国際試験所認定協力機構 (International Laboratory Accreditation Cooperation, ILAC) として再発足し、現在では、試験所の満たすべき要件 (ISO/IEC 17025) や試験所認定機関の満たすべき要件 (ISO/IEC 17011) の適用のための指針文書を作成し、認定機関間の業務内容の整合化を進めるだけでなく、政府機関による認定の活用の促進、認定制度開発の支援、貿易促進のツールとして試験所認定のプロモーション活動も行っております。

日本においては、試験所認定機関として JAB、IAJapan 及び VLAC がメンバーとなっています。
また、欧州地域、アジア太平洋地域及びアメリカ地域の地域間認定機関グループに南アフリカ及びブラジルを加え、相互承認協定を締結しており、各試験所認定機関の質を高く維持するため、相互評価を行っております。現在、相互承認協定のメンバーは52地域65機関となっており、本協会もそのメンバーとして参加しています。

ILAC組織図

APLACからAPACへ

APEC 域内の試験所認定機関の協力組織、アジア太平洋試験所認定協力機構 (Asia Pacific Laboratory Accreditation Cooperation, APLAC) は、オーストラリアの提唱で1995年に設立されました。構成メンバーは以下の表のとおりです。マネジメントシステム審査登録制度に係わる相互承認の項において述べた PAC と同様、政府間組織であるAPECの下部組織である標準化・適合性分科委員会 (SCSC) からその活動を支える地域の専門家グループ (Specialist Regional Bodies) として定例会議に招聘されています。日本からは、JAB、IAJapan、VLAC の3機関がメンバーとなっております。

APLACでは、加盟メンバーの相互承認評価を実施し、1997年10月、評価を合格した6か国7機関の間で相互承認グループ〔A2LA (米国)、CNLA (台湾)、HOKLAS (香港)、IANZ (ニュージーランド)、NATA (オーストラリア)、NVLAP (米国)、SINGLAS (シンガポール) で構成〕が発足しました。本協会は1998年に APLAC 相互承認グループに加盟し、現在、日本においては JAB、IAJapan、VLAC が相互承認 (MRA) のメンバーです。

APACの発足

その後、アジア太平洋認定協力機構 (Asia Pacific Accreditation Cooperation; APAC)が発足し、これに伴い本協会のAPLAC及びPACにおける会員資格はAPACにおける対応する会員資格に移行されると共に、「相互承認取決/協定 (APLAC MRA, PAC MLA) 」の地位についてもAPAC MRAの対応する地位に移行されています。

従って、本協会より既に認定を取得している適合性評価機関についても、その国際的な相互承認 (MRA/MLA) の地位がAPAC移行後も中断や変更することなく維持されます。

MRA

安全確保等を目的として製品等に対して設定される基準や適合性評価手続は国の間で異なっている場合があります。相互承認協定 (Mutual Recognition Arrangement, MRA)とは、このように国の間で基準や手続が異なる場合でも、輸出国側の政府が指定した第三者機関 (適合性評価機関、Conformity Assessment Body: CAB)が輸入国側の基準及び適合性評価手続に基づき適合性評価を行った場合に、輸入国側がその評価結果に対して輸入国内で実施した適合性評価と同等の保証を与えることについて、お互いに受け入れることを取り決めた協定です。

 

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