ISO規格とJISはどのような関係ですか

ISO規格は、ISO(International Organization for Standardization: 国際標準化機構)によって作成される規格です。

JISは、Japanese Industrial Standards の略で、『日本産業規格』といいます。産業標準化法に基づき制定される、日本の国家規格のことです。 JISは多数の部門に分類されており、土木及び建築、一般機械、電気・電子、管理システムなどそれぞれ分野に応じてアルファベットと数字が付与されています(表記例: JIS Q 9001)。

ISO 9001やISO 14001の原文は英語、フランス語などで作成されますが、日本国内での使用を円滑にするために、技術的内容及び規格票の様式を変更することなく日本語に翻訳され、JISとして発行されています。なお、この日本語への翻訳作業を実施するのは日本産業標準調査会(JISC)です。翻訳されたJISは、原語で作成されたISOと同じ内容であると認められており、国際整合化が図られています。例えば、ISO 9001は日本語に翻訳されたJIS Q 9001と同一に扱われています。

(参考)

    産業標準化法:

    我が国の適正かつ合理的な産業標準の制定と普及を目的として1949年6月1日に制定され施行されました。制定当時は工業標準化法でしたが、2019年7月1日に法改正されました。

ページの先頭へ戻る