食品安全マネジメントシステム(FSMS)認証

FSMSとは

FSMSとはFood Safety Management System の頭文字をとったもので、食品安全マネジメントシステムと表記されます。安心・安全な食品を消費者に届けるために、食品安全を脅かすハザード(危害)を適切に管理する仕組みによる保証を目指したものです。
グローバル化した社会で通用する食品安全規格として、ISO 22000(食品安全マネジメントシステム-フードチェーンの組織に対する要求事項)やFSSC 22000(食品安全システム認証22000)などがあります。

ISO 22000とは

ISO 22000の目的と意図

ISO 22000は、フードチェーン(食品の生産から消費者に届くまでの全ての段階)全体における食の安全を守るための仕組みとして、ISO 9001とHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の二つの概念を融合して開発された規格です。

ISO 22000の特徴

ISO 22000は、次の4つ要素を組み合わせて、FSMSに対する要求事項を示しています。

  1. 相互コミュニケーション(互いに連絡を取り進めること)
  2. システムマネジメント(仕組みで保証すること)
  3. 前提条件プログラム(安全衛生条件を維持するために必要な基本条件そして活動すること)
  4. HACCP(7原則12手順により食の安全を確保すること)

FSSC 22000とは

FSSC 22000の目的と意図

FFSC(Foundation for Food Safety Certification)が開発・運営している食品安全システム認証のスキームです。ISO 22000に基づくFSMS(食品安全マネジメントシステム)は、PRP(前提条件プログラム)などの取組みに対し、取り組むべき内容の選択は組織の選択に任されているため、衛生管理のレベルにばらつきが出るという面もありました。FSSC 22000では、ISO 22000の7.2項を補強する形でPRP(前提条件プログラム)部分を詳細に示し、食品安全への取り組みをさらに推進する仕組みとなっています。

 FSSC 22000 の構成

FSSC 22000認証の特徴

FSSC 22000認証スキームでは、FSSC認証機関はIAF/MLAメンバーの認定機関から認定を受けることが必須となっています。またFSSC認証機関はFFSCとの契約の下で認証を行うことになっています。
世界の食品メーカーや流通業者が参加するGFSI(Global Food Safety Initiative;ベルギー)は、FSSC 22000認証に対しベンチマークを行い、食品安全のためのスキームの1つとして承認しています。

JFS-C認証スキームとは

JFS-C認証スキームの目的と意図 

JFS-C認証スキームは、フードチェーン全体での食品安全確保のための取り組みを標準化し、自らの食品安全レベルを向上させることを目的として、一般財団法人 食品安全マネジメント協会(JFSM)が開発した日本発の食品安全マネジメントシステムです。食品安全管理の段階に合わせてA規格からC規格までがあり、マネジメントシステムの要素を含むJFS-C規格は国際的に通用するレベルの認証を想定したものとなっています。

JFS-C認証スキームの特徴 

JFS-C規格には現場からの改善提案の活用に関する要求事項が含まれており、これは我が国の強みである現場発案を有効に活用することを取り入れたものです。また、JFS-C認証スキームもGFSIによるベンチマーク承認スキームを目指しており、国際的な取引の場においても自国のスキームの認証の妥当性を主張していくことが可能となってきます。
 

これらのスキームの発展により、食品の安全性とその信頼性の一層の向上が期待されます。

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