アセットマネジメントシステム(AMS)認証 (ISO 55001)

ISO 55001の目的と意図

アセットマネジメントシステムは、組織の資産(アセット)をライフサイクルを通じて、コスト、リスク、パフォーマンスのバランスを保ちながら、最大の可用性と収益性を確保するためのものです。ISO 55001は、組織の資産管理体制の構築、実施、維持、改善のための要求事項を規定しています。

ISO 55001の特徴

ISO 55001にはマネジメントシステム規格の共通構造が採用されており、他のマネジメントシステム規格と同じく、PDCAサイクルに基づく継続的改善が企図されていますが、マネジメント及び計画の対象となる期間が長期になるという特徴があります。組織の目標に、長期にわたるアセットマネジメントの計画を整合させていくための枠組みとして、戦略的アセットマネジメント計画(SAMP)を作成します。

また、ISO 55001ではリスクアセスメントが求められています。アセットマネジメントの目標と達成するための計画策定において、リスク及び機会のアセスメントプロセスを確立し、リスク及び機会の経時的変化を考慮に入れ、対応することが求められています。

さらに、他のマネジメントシステムで求められている文書化した情報の管理に加え、アセットマネジメントに必要な情報の収集・管理のプロセスを確立することも求められています。

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