社団法人 日本圧接協会(NAK)殿からの異議申立てに対する異議処理パネル判定結果の公表

2007年 1月31日
財団法人 日本適合性認定協会 

    社団法人 日本圧接協会(NAK)殿から、2006年 9月29日付で「認定に関する異議申立て及び苦情対応手順」(JAB G200-2006)に基づき、「認定の取消し」に対する異議申立てがありました。社団法人 日本圧接協会(NAK)殿からの異議申立て受理のお知らせ[2006-10-26]
この異議申立てに対して、本協会(JAB)は異議処理パネルを設置し、2007年1月23日開催のパネル審議の結果、以下の結論となりましたので、その概要を公表いたします。

 

(NAKによる異議申立て事由)
 

  • 要員認定委員会が審査チームの見解に対して何をもって妥当と判断したのか理解できない。
  • NAKにとって対外的、金銭的に多大なダメージを伴う委員会審議が書面で行われ、審議内容及び結果に至った詳しい経緯が示されていない。
  • 指摘事項の不適合内容がすべて明確にかつ具体的に示されていない。
  • 今後短期間のうちに新基準に対応したマネジメントシステムが確立・運用されるとの確信をあたえるものでもない、との予測的見解は遺憾であり、容認できない。

 

(本パネルの判定結果及び理由)
 

  • NAKからのJABに対する「異議申立て」の事由は成立しないと判断し、異議申立ては却下する。認定取消しの理由となった認定委員会の判定である「NAKは、2005年 5月に通知されていた新しいJAB認定基準に基づくマネジメントシステムが確立・運用されていない」は妥当と判断する。
  • NAKにとって多大な不利益となる「認定の取消し」の決定を当初書面審議で行ったことについては、本パネルは要員認定委員会事務局に妥当性の検証を要請した。要員認定委員会は「認定の取消し」の決定を書面審議で行ったことは妥当でなかったと判断し、その後対面による再審議を行い 9月 1日付の「認定の取消し」の決定に問題はなかったことを確認した。本パネルはこの措置を妥当と判断する。

異議申立て却下の結果、NAKは、第14回要員認定委員会(2006年 9月 1日開催)[2006-09-14]での結論のとおり、「認定の取消し」が決定した。

 

以上

 

ページの先頭へ戻る