「審査登録」から「認証」への用語の変更について
2007年 5月28日
財団法人 日本適合性認定協会
本協会は、マネジメントシステム認証機関に対する要求事項を規定した国際規格ISO/IEC 17021の発行を受けて、本年4月13日付けで「マネジメントシステムに係る認証審査のあり方」[2007-04-13] を公表いたしました。この文書の目的は、同国際規格の制定趣旨を十分考慮して、マネジメントシステム認証機関に対する本協会の新しい認定システムを適用するにあたり、広く利害関係者に本協会の考え方をお伝えすることでした。この文書の中で、制度発足以来使用されてきた「審査登録」という用語が「認証」に置き換わっていることに気付かれた方も多いことと思われます。
認定基準・手順のような本協会の公表文書は、対応するJIS規格が存在する場合には、可能な限り当該JIS規格に合わせた用語を使用してきました。従って、今回の「審査登録」から「認証」への用語の変更も、これまで認定基準で引用してきたJIS Z 9362(品質)及びJIS Q 0066(環境)で使用されていた「審査登録」から、新しい認定基準で引用しているJIS Q 17021の用語「認証」への変化に対応したものです。
このように本協会では、認定基準・手順に対応するJIS規格に合わせた用語「認証」を今後一貫して使用してまいりますが、これは本協会により認定された機関に認証という用語の使用を義務付けたり機関名称の変更を要求したりするものではありません。ISO/IEC 17021(JIS Q 17021)で認められている通り、機関の任意で、従来の用語「審査登録」を使用することができます。
なお、JIS Q 17021は、ISO/IEC 17021の翻訳JIS規格として本年 7月に発行予定です。
今回の変更に伴い、本協会ウエブサイト「よくある質問」のページに「審査登録と認証の違いについて」を追加しました。2つの用語について、より詳しい情報にご関心のある方は、合わせてご参照ください。