2010年 (第16回) APLAC 年次総会報告

  2011年 1月28日
公益財団法人 日本適合性認定協会 

   

2010年12月 6日から10日の日程で、大阪市の国際交流センターにおいて第16回 APLAC 年次総会及び付属委員会会議が開催されました。これらの会議の概要について次のとおりご報告します。

日程

  • 12月 6日 ( 月 ) : 開会セレモニー、技術委員会、広報委員会
  • 12月 7日 ( 火 ) : 技能試験委員会、教育訓練委員会
  • 12月 8日 ( 水 ) 及び 9日 ( 木 ) 午前: APLAC MRA Council
  • 12月 9日 ( 木 ) 午後及び12月10日: APLAC 総会

 

総会概要

    • 理事選挙

      APLAC 議長の任期満了に伴い、APLAC 議長、APLAC 理事 ( 5名中3名 ) 及び各委員会議長 ( 4名 ) について改選。選挙の結果、APLAC議長に Ms. Chang Kwei Furn が選出された。
      理事選挙による新 APLAC 執行委員は次のとおりとなった。

      APLAC 議長 Ms. Chang Kwei Furn ( SAC: シンガポール )
      APLAC 前議長 Mr. Terence Chan ( HKAS: 香港 )
      APLAC MRA Council 議長 Mr. Barry Ashcroft ( IANZ: ニュージーランド )
      APLAC 理事 Ms. Roxanne Robinson ( A2LA: 米国 )
      APLAC 理事 Ms. Regina Robertson ( NATA: 豪州 )
      APLAC 理事 Mr. Nigel Jou ( TAF: 台湾 )
      APLAC 理事 Mr. Vu Xuan Thuy ( BoA: ベトナム )
      APLAC 理事 ( 次回総会まで空席 )
      技術委員会委員長 Mr. Trace McInturff ( A2LA: 米国 )
      技能試験委員会委員長 奈良 広一 ( IAJapan: 日本 )
      教育訓練委員会委員長 Ms. Zhang Mingxia ( CNAS: 中国 )
      広報委員会議長 Mr. Alan Patterson ( NATA: 豪州 )
      -会議後に辞職。現在空席となっている。
      APLAC 事務局長 Mr. Michael Fraser ( NATA: 豪州 ) *
      * 前 APLAC 事務局長 Dr. Helen Liddy の退任に伴い、2010年 7月より Mr. Michael Fraser が APLAC 事務局長となった。

    • メンバーシップ

      昨年総会以降、QMP-LS ( カナダ: 臨床検査分野 ) が正規会員に昇格。KASTO ( 韓国 ) がアソシエートメンバーに登録された。また、JCLA ( 日本 ) がメンバーシップ登録を抹消された。現在のメンバーシップ構成は次のとおり。

      正規メンバー ( MRA 署名 ) 33機関 ( 21経済地域 )
      正規メンバー ( 非 MRA ) 4機関 ( 4経済地域 )
      準メンバー ( アソシエート ) 8機関 ( 5経済地域 )

    • APLAC MRA ( 相互承認 )

      今回の MRA Council 会議で AIHA LAP LLC が新規に MRA 署名した。JAB は検査機関認定分野で新規に MRA に署名した他、試験・校正及び臨床検査分野で MRA 継続が承認された。これらを加え、APLAC MRA は全体で33機関 ( 21経済地域 ) が署名している。MRAの分野ごとの内訳は次のとおり。

      試験所 32機関
      校正機関 22機関
      臨床検査室 12機関
      検査機関 14機関
      標準物質生産者 5機関

    • 活動報告

      APLAC 議長から次のとおり APLAC の近況報告があった。
      APLAC は、現在、ラオスやカンボジアといった非メンバー国の APLAC 会議参加費用負担や、アフリカで形成されつつある AFRAC ( African Accreditation Cooperation ) への財政支援や、メンバーに対するトレーニングの提供について要請があり、これらへの対応を進めている。また、今後の製品認証 MRA の伸びを考慮し、PAC ( 太平洋認定協力 ) との連携強化のために MoU の見直しを行っている。
      APLAC 自身の運営については、戦略プランに基づいて総会、MRA Council、各委員会が活動を展開している。委員会の業務量増加に伴い、各委員会に副委員長を置くこととなった。

    • 委員会報告
      1. 教育訓練委員会: Mr Kukuh Ashmad が副委員長に任命された。2010年には認定機関の新人スタッフをターゲットにした ISO/IEC 17011 トレーニングコース ( 2010年 3月 9,10日 ) 、技能試験プロバイダの認定基準となる ISO/IEC 17043 トレーニング ( 2010年 9月14~16日 ) 、改定された ISO Guide 34 ( 標準物質生産者の能力に関する一般要求事項 ) のトレーニングコース ( 2010年 9月20~22日 ) を開催した。2011年の行動計画として、次のものを含む提案がされている。
        • 検査機関認定、臨床検査室認定、ISO/IEC 17043 適用を主に、ケーススタディのデータベース化
        • 米国 EPA のエナジースターの要求事項に関するトレーニングコース
        • 技能試験委員会をサポートするための統計手法に関するトレーニングコース
      2. 広報委員会: Mr. Roger Muse が副委員長に任命された。2010年作業プランに基づいて、理事会及び広報委員会メンバーに対する APLAC のマーケティング・コミュニケーションニーズに関するアンケート、ワークショップ ( 2010年 4月及び12月 ) 等を実施。その他、PAC-IAAC-APLAC 合同ニュースペーパーの発行、ILAC MCC との連携強化合意が主な実績。2011年には上記の活動の継続の他、検査と臨床検査分野における規制当局向けのパンフレット作成支援、2011年 6月 9日の国際認定デー ( メインテーマは「規制当局のニーズ支援」 ) 、APLAC ウェブの機能強化等を予定している。
      3. 技能試験委員会: 昨年会議以降、APLAC 技能試験プログラム ( PT study と命名されている ) で9件が完了、7件が新規にスタート、11件が実施中。検査分野における技能試験プラグラムのニーズ調査のためのアンケート案を作成中。また、APLAC PT003 ( 技能試験プロバイダ・ダイレクトリ ) 及び PT004 ( 測定監査リスト ) を改定中。2007年から実施している APLAC-PTB の合同プロジェクト ( 技能試験エキスパートの要請 ) については4か国でのワークショップ実績を踏まえ、今後も継続する。これは認定機関の技能試験担当者及び技能試験プロバイダの担当者をターゲットとしている。茶葉中の殺虫剤成分分析については APMP ( アジア太平洋計量プログラム ) と連携した技能試験プログラムを運営する。これは、APLAC 技能試験への計量トレーサビリティの確保を目指すパイロットプロジェクトで、両国際機関の連携強化の一環。
      4. 技術委員会: ISO/IEC 17020 が現在 ISO/CASCO で改定作業中であり、認定機関の積極関与が求められている。また、この規格改正後に IAF/ILAC A4 の見直し、APLAC TC006 の見直しが課題となっていることから、これらに対応するために IAF ILAC JIG ( Joint Inspection Group ) との連携強化が今後の課題となっている。標準物質生産者サブコミッティー関連では、ISO Guide 34 の改訂に伴う認定ガイド ( APLAC TC008 ) の改訂が主な作業として挙げられている。臨床検査分野では、臨床検査分野における認定ガイド ( ILAC ガイドとなる予定 ) に続き、前処理段階 ( Pre-analytical phase ) のガイド作成が計画されている。校正分野では、ILAC AICとの連携強化及び APLAC TC 004 ( 校正結果とその判定に関するガイド ) の改訂が実施中。APEC TEL MRA関連では、APEC TEL MRA 10周年記念行事とともにワークショップ等を実施。この他、遠隔、及び現場活動 WG では、主要な活動に関するペーパーを取りまとめ現在60日投票中。試験の不確かさ WG は ILAC AIC, EA と連携して同分野のガイド改訂作業を開始した。また、将来の重要作業項目としてソフトウェア試験が提案され、WG が立ち上げられた。

       

    • 今後の会議予定
      第17回 APLAC 年次総会 マニラ ( フィリピン ) 2011年 9月12~16日
      第18回 APLAC 年次総会 シドニー近郊 ( 豪州 ) 2012年12月 3~7日
      第19回 APLAC 年次総会 ダナン ( ベトナム ) 2013年
      第20回 APLAC 年次総会 メキシコシティー ( メキシコ ) 2014年
      第21回 APLAC 年次総会 スリランカ ( 場所未定 ) 2015年
 
 

■本件に関する問合せ先■
公益財団法人 日本適合性認定協会
総務部 CS
E-mail. CS@jab.or.jp
Tel.03-3442-1218 Fax.03-5475-2780

認定センター 試験所認定
Tel.03-3442-1217 Fax.03-5475-2780

 

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