第5回 放射能・放射線技術セミナー開催報告

2012年9月3日
公益財団法人 日本適合性認定協会

本協会は、放射能・放射線測定に関する測定結果の信頼性を確保するための技術セミナーをシリーズで開催しております。これまでの同セミナーでは、

  • 第1回 (2011年8月24日) : NaI (Tl) シンチレーション検出器を用いた測定法について
  • 第2回 (2012年1月18日) : 放射性表面汚染について
  • 第3回 (2012年3月5日) : 放射性核種分析
  • 第4回 (2012年4月25日) : 放射性表面汚染測定及び空間線量率測定

をテーマに、情報提供を実施してきました。 今回 (第5回) は、本年4月1日より適用されている食品中の放射性セシウムの新基準への対応も含めて、ガンマ線スペクトロメトリーによる放射能測定の基礎と実際、試験結果の信頼性確保に関するセミナーを行いました。

日時: 7月31日 (火) 13:30 - 17:00
場所: 品川区立総合区民会館 きゅりあん 1F 小ホール

講演テーマと概要

1. ガンマ線スペクトロメトリーによる放射能測定の基礎

公益財団法人 日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター 米沢 仲四郎氏

放射能とγ線放出、γ線の検出と測定、γ線による放射能定量などについて、多くの図表や事例を用いながら解説いただきました。

2. 食品中の放射性物質の試験法について

公益財団法人 日本適合性認定協会 認定センター 森 曜子

食品中の放射性セシウム検査の流れに沿って、試験法を解説しました。

3. 放射能測定の信頼性の確保

東京都市大学 名誉教授 平井 昭司氏

測定装置の信頼性・計数に伴う信頼性 (計数誤差) ・解析に伴う信頼性について具体的に解説し、放射能測定の信頼性確保のために必要な基本事項について述べられました。

4. 食品中の放射性セシウム検査法の実際

財団法人 日本食品分析センター 衛生化学部 部長 野村 孝一氏

食品中の放射性物質の新基準値、測定の特徴と概要、測定マニュアル、校正・補正と制度管理および測定のポイントを解説いただきました。

5. パネルディスカッション

上記講演者に加え、黒澤忠弘氏 (独立行政法人 産業技術総合研究所) 、等々力節子氏 (独立行政法人 農研機構) 、中村吉秀氏 (公益社団法人 日本アイソトープ協会) 、柚木彰氏 (独立行政法人 産業技術総合研究所) が加わり、8名で参加者から事前に募集した23個の質問について、議論する形で進行しました。開催回を重ね、より実践的な内容の質問が多数あり、これらに対する回答は参加者内で共有され、さらに充実した運用に繋がることが期待できます。

第5回 放射能・放射線技術セミナー会場

次回は、放射線測定実習セミナーを研修形式で実施する計画です。詳細につきましては別途、本ウェブサイト上でご案内いたしますので、ご参加をお待ちしております。

■本件に関する問合せ先■
公益財団法人 日本適合性認定協会
総務部 CS
E-mail. CS@jab.or.jp
Tel.03-3442-1218 Fax.03-5475-2780

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