サイバーセキュリティに関する認定・認証制度について

2013年5月8日
公益財団法人 日本適合性認定協会

本協会は、制御機器のセキュリティ保証に関する認証制度「EDSA認証」に関し、日本国内における認定機関として業務を開始する見通しとなりましたので、お知らせいたします。

近年、コンピュータシステムやインターネットなどを利用して、標的のコンピュータやネットワークに不正に侵入してデータの詐取や破壊、改ざんなどを行なうだけでなく、ネットワークに接続されている機械・装置等を暴走させ物理的に破壊するなど、標的のシステムを機能不全に陥らせる「サイバー攻撃」の脅威が増しつつあります。

このような事態に対応するため、重要インフラの一端を担う制御システムの安全性を確保するための統一的なセキュリティ基準として、「EDSA認証」が米国で開発されました。
この「EDSA認証」をグローバルな認証制度に拡大するとともに、日本国内でも本制度を導入し、認証取得をより容易にすることが求められています。

この度、「EDSA認証」の運営元である米国のISCI(国際計測制御学会 セキュリティ適合性協会)をはじめとし、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)・ANSI(米国認定機関)・本協会の4者で協議を行い、本協会がEDSAの日本国内における認定機関として合意されました。併せて、EDSA規格の英日対訳版が発行されることとなりました。
本協会は2013年度に認定業務を開始する計画で、準備を進めています。

本協会がEDSA認証に関する日本国内認定機関として合意された背景には、IAF(国際認定フォーラム)およびILAC(国際試験所認定協力機構)による国際相互承認メンバーであることが挙げられます。

詳細は、IPAのプレスリリースを参照願います。
https://www.ipa.go.jp/about/press/20130415.html

以上

本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人 日本適合性認定協会
総務部 CS
E-mail. CS@jab.or.jp
Tel.03-3442-1210 Fax.03-5475-2780

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