第21回 PAC (太平洋認定協力機構) 総会参加報告

2014年7月25日
公益財団法人 日本適合性認定協会

2014年6月21日から27日、グアダラハラ(メキシコ)にて第21回 PAC 総会が開催されました。主要事項について、概要を報告いたします。

1. 技術委員会 (Technical Committee Meeting)

  • PAC WG(作業グループ)活動
    製品認証、要員認証、GHG(温室効果ガス)・エネルギー、オーガニック認証、ハラル認証、FAQの各WG会議運営を効果的に行うため、共同主査の体制で進めることとなった。
  • PAC-TECH文書の開発維持状況
    ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)、FSMS(食品安全マネジメントシステム)について、MLA(国際相互承認)のためにPAC文書が開発されていたが、IAF MD(国際認定フォーラム 基準文書)の開発が進みつつあることから、今後の扱いについて議論された。
  • その他、事前に提出されていたディスカッションペーパーについて議論された。

2. 技術委員会作業グループ(Technical Committee Working Groups)

  • ハラル認証、オーガニック認証、製品認証、GHGについて、各々半日程度の会議が持たれた。

3. 開発国支援委員会 (Developing Programs Committee Meeting)

  • PTB (ドイツに本部を置くファンド・研修提供機関)の援助を受け行った、認定に関する途上国向けのワークショップなどの報告があった。
  • PACの能力向上のために、どのようなことができるかの議論を行った。メンバーが積極的に参加するための費用負荷の問題、各認定機関の経験を文書化して情報共有する可能性、他認定機関の審査へオブザーバー参加する等のOJT推進、渡航費の補助等の意見が出た。
  • 委員会名称について検討中。「capacity building committee」と変更される予定。
  • 2014年には、APECのファンドでISO/IEC 17024に関するCB向け及びAB向けのトレーニング、ISO 50001に関するトレーニングが開催される予定である。
  • PAC主催でISO/IEC 17065関連のトレーニングを行った。

4. CMC 委員会 (Communication and Marketing Committee Meeting)

  • WG活動の結果、DVD、ニュースレター、FAQ、パンフレットが完成したとの報告があった。
  • ニュースレター編集のためのWGが必要。
  • いくつかの認定機関が国際認定推進の日(6月9日)に関連した活動を紹介した。

5. 相互承認 (MLA) グループ会議

  • PACに対するIAF評価
    IAFによる4年毎の評価が本年開始しており、その一環で、今回のMLA Group会議にANAB(アメリカの認定機関) Randy Dougherty氏がオブザーバー参加した。
  • MLA MC(MLA管理委員会)活動関連
    要員認証のMLAのための評価活動を、1年以内に行う予定である旨、報告があった。
  • MLAのためのPeer Evaluation(相互評価)結果が報告され、投票の結果、MLA調印機関総数は以下のとおりとなった。

- FSMS 10機関(昨年は1機関)
- ISMS 2機関(今回が初のMLA調印)
- GHG 4機関(今回が初のMLA調印)
- この結果、JABのMLAの範囲にFSMS、ISMS、GHG の3プログラムが加わった。

  • その他、EnMS(エネルギーマネジメントシステム)に関するMLAを早期に立ち上げるべく、準備をすすめることとなった。

6. 総会

  • PACメンバーは2014年6月現在、正会員30、準会員5、オブザーバー2、その他1で計38組織となった。
  • 来年は20周年を迎えるため、記念行事の追加予算を検討中。
  • 新EC(役員会議)メンバーの選出

- PAC 副議長にNSC(タイの認定機関)Ekanit Romyanon氏が選出された。

- ECメンバー3名については総会中に投票が行われ、NABCB India(インドの認定機関)Anil Jauhri氏、TAF(台湾の認定機関)のBruce Lee氏、BOA(ベトナムの認定機関)のVu Xuan Thuy氏が選出された。

  • IAF/ILAC(国際試験所認定協力機構)と地域グループとしてのPACのあり方について、IAF/ILACがPACに意見を求めており、関連の議論を行った。

7. APLAC(アジア太平洋試験所認定協力機構)/ PAC 合同総会

  • APLACとPACが初の合同年次総会および合同総会を行った。
  • MLA(PAC)、MRA(APLAC)のMC合同会議も実施された。
  • PAC/APLACの今後の関係のあり方について、下記4つの検討項目にて、各グループで自由討議が行われた。検討結果は合同総会の今後の活動に反映していくとの報告があった。

1. APECにおけるPAC/APLACのステータス向上
2. 貿易促進における認定
3. 発展途上国における認定の問題
4. PAC/APLACの10年後のあるべき姿

  • 次回総会は2015年 5月23日~30日にスリランカにおいてAPLAC/PAC合同で開催する。2016年には台湾を予定している。

以上

本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人 日本適合性認定協会
認定センター CB
E-mail. info-cb@jab.or.jp
Tel.03-3442-1214 Fax.03-5475-2780

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