森林認証機関認定証 授与式を実施
2015年12月1日
公益財団法人 日本適合性認定協会
本協会は、森林認証機関の製品認定事業について、初の認定証授与式を行ないました。
授与式概要
[日時] 2015年11月25日(水)13時00分~13時40分
[場所] 公益財団法人 日本適合性認定協会
[認定を授与された森林認証機関]
- 一般社団法人 日本森林技術協会
- 一般財団法人 日本ガス機器検査協会 QAセンター
解説
背景
1970~80年代頃より森林の破壊・減少が進み、世界的にも持続可能な森林経営や森林保全が求められるようになりました。そして、1992年の地球環境サミットを経て、国際的な森林基準の検討が始まりました。
1999年、ヨーロッパ11カ国が集まりISOの仕組みを活用した「森林認証機関 認定制度」が立ち上げられ、その後、非ヨーロッパ各国もそこに加わり現在に至っています。
認証対象の製品は
具体的には、以下2つの製品が認証の対象となります。
「森林管理認証」:
認証森林で生育する立木、認証森林から生産された丸太、その他森林生産物及びこれに関連する森林サービス。SGECスキーム(※1)によるもの
「森林生産物の分別管理(CoC)認証」:
CoC認証取得者が取り扱う認証森林の森林原産物。ただし、認証森林生産物にはリスク管理された原材料を含む場合もある。SGECスキーム 及び/または PEFCスキーム(※2)によるもの
(※1) (一社)緑の循環認証会議(SGEC)。日本の森林を対象とする認証スキームを運営する国内団体。
(※2) Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes各国の認証スキームが相互承認により連合した国際的な団体。本部はスイス・ジュネーブ。
森林認証機関とは
森林管理及び/又は森林生産物の分別管理(CoC)を認証する製品認証機関です。
森林認証機関を「認定する」とは
認証行為を行う認証機関が「認証する能力があるか」を審査によって確認し、適切であると判断されれば「認定」を付与するものです。
現在、日本で森林認証機関の認定を行っているのは、「公益財団法人 日本適合性認定協会」のみです。
認定による効果は
認定を通して持続可能な森林管理が行なわれ、緑あふれる自然環境と豊かな社会づくりに貢献します。
以上
本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人 日本適合性認定協会
総務部 CS
E-mail. CS@jab.or.jp
Tel.03-3442-1210 Fax.03-5475-2780