第23回 PAC (太平洋認定協力機構) 総会参加報告

2016年8月3日
公益財団法人 日本適合性認定協会

2016年6月13日から17日、台北 (台湾) にて第23回 PAC 総会が開催されました。主要事項について、概要を報告いたします。

1. 技術委員会 (Technical Committee Meeting)

  • WG活動
    製品認証WG、要員WG、オーガニックWG、ハラルWG、GHG/エネルギーWGのそれぞれの活動報告がされた。主な内容は以下の通り。

製品認証WGでは、IAF CAS TFでの議論に関し、PACとしての意見を明確にすべきとして、次回のIAF総会に向けて意見のとりまとめを行うことになった。要員WGでは、ISOより発行されたスキーム開発 (ISO/IEC 17024の8項関連) のガイダンス文書について議論を行った。ハラルWGでは、ISOに準拠した認定・認証スキームの構築が進められていることが紹介された。GHG/エネルギーWGでは、制度間で異なる方法論や制度差分について整合をうながすために情報共有を図っていくことが確認された。

  • IAF技術委員会およびISO/CASCO (ISO適合性評価委員会) 活動
    EnMSの認定範囲の見直しなど、前回IAF TC会議での主だった決議事項について報告があった。その他、要員について、認証機関が、自身が雇用している要員を認証する事例について、CASCOに対して、ISO/IEC 17024要求に照らした見解要請をしているとのことであった。その他、CASCO内でのISO/IEC 17011改正作業などの活動報告があった。

2. 能力開発委員会 (Capacity Building Committee Meeting)

  • PTB (ドイツに本部を置くファンド・研修提供機関) 支援により、ISO/IEC 17021、ISO 9001、ISO 14001の3規格変更に関する認定機関向け研修が複数回開催されたことが報告された。
  • 今後の予定として、ISO/IEC 17065に関する研修を初期研修 (Initial Training) と添付プログラム (Attachment programme) の2段階で計画している。
  • メンバーからは、FSMS、EU向けオーガニックガイドライン、ISO/IEC 17024、ハラル、ISO 45001などに対する訓練に関心が示された。

3. CMC 委員会 (Communication and Marketing Committee Meeting)

  • ニュースレター、FAQ、パンフレット、ウェブサイトを含む対応WGメンバーの募集があった。
  • 広報ツールの中でも特にウェブサイトをよりタイムリーに更新し、内容を充実させるべきという意見が多くあげられたこともあり、上記WGでは、ウェブサイト及びFAQ、パンフレット、ニュースレターの順番で優先順位をつけ取り組むこととなった。

4. 相互承認 (MLA) グループ会議

  • PACに対するIAFによる相互評価
    昨年のIAF総会にて、IAF総会でPACのIAF MLAがISMS、FSMS、GlobalG.A.P.に拡大されたことが報告された。また、PACに対する次回のIAF evaluationが2018年初めに予定されているが、それに合わせて、要員とGHGの拡大のための評価も受ける予定であることも報告された。 
  • PAC 相互評価員
    相互評価員の資格、訓練の状況について報告があり、議長からメンバー認定機関に対し、相互評価委員の提供、協力に対し、謝意が示された。また、GlobalG.A.P.、EnMS、ISMS、Persons、GHGなどについて相互評価員のリソースが十分ではないことから、さらなる協力要請があった。
  • 相互承認の状況
    新しく、NACI (イラン) 及び IOAS (USA) の2機関が相互承認された。また、9機関が相互承認の範囲を拡大し、7機関が継続を認められた。さらに2機関より初回の相互承認申請を受け、評価を開始している。
  • 新規相互承認プログラム
    エネルギーマネジメントシステムの相互承認に関する申請受付を近く開始する予定である。さらに、また、ISO 45001 (OHSAS) が発行される見込みであることを受け、新しい相互承認プログラムとして検討していくこととなった。

5. 総会

  • PAC議長の選挙が行われ、新しく Ms. Chang Kwei Fem (SAC, シンガポール) が選出された。
  • 2015年決算、2016年の予算の紹介があり、事務局交代に伴う業務軽減のため、コミュニケーションツール、データベース、投票のシステムなどのための予算が入る旨の説明があった。

6. APLAC (アジア太平洋試験所認定協力機構) / PAC 合同総会

  • PAC-EC/APLAC-BoM (PAC/APLAC合同理事会) 、PAC-MLA MC/APLAC-MRA (PAC/APLAC合同相互承認評議会) 、PAC-CMC/APLAC-PIC (PAC/APLAC合同広報委員会) などの報告があった。
  • 参加者が4つのグループに分かれ、将来のAPLAC/PAC、アジア太平洋地域の認定開発のトレンドの2つのテーマで議論を行った。
  • 将来のAPLAC/PACについての議論からは、次の3年で1つの組織を構成することが推奨され、合同のWGを設置し検討していくことになった。
  • 次回総会は2017年 6月16日~24日にバンコク (タイ) で、APLAC/PAC合同で開催する。2018年は、日本で開催することとなった。

以上

本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人 日本適合性認定協会
認定センター CB
E-mail. info-cb@jab.or.jp
Tel.03-3442-1214 Fax.03-5475-2780

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